TIGTのまぼろめし

身近にある食材で料理をします。

【体験レポート】マッサ味

 

こんばんは、TIGTです。

 

 

先日、友人らとROUND1のスポッチャにて遊びました。

普段は全く運動をしないのでトランポリンで飛び跳ねてるうちに疲れてしまい、

漫画が読めるコーナーでワンピースを読んでいました。

四皇ビッグ・マムの恐ろしさを知りました。

 

f:id:TIGT:20210318001424j:image跳ねる僕。蟷螂拳の使い手のようです。

 

そうして休憩している最中、

ふと僕の脳裏に閃きが現れました。

 

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「そうだ!!!明日マッサージ屋行こう!!!!!」

 

翌日の筋肉痛を見越してマッサージ屋の予約を取ろうとしたところ、

近場のお店はほとんど休業中でした。

どうやら何かが蔓延しているらしい……

 

そこで覚悟を決め、県外のお店もチェックしたところ、

興味深い名前の整体院を発見しました。

 

 

その名も「グルメ整体」。

 

 

一体どんな場所なのか……?

施術しながら料理を出したりしてくれるのだろうか……

整体院ということで急にお客さんから患者さんになってしまいましたが、

僕は腰痛持ちなこともありせっかくの機会と思ったので

筋肉痛も治してくれることを期待して行ってみることにしました。

 

 

車を走らせること数時間……

ついに山奥にある謎の整体院に辿り着きました。

 

 

分厚い木の看板に「グルメ整体」と

力強い筆文字で書いてあります。

 

 

メディア露出はしたくないとのことだったので写真は載せませんが、

外観は和モダンといった雰囲気の小さな整体院で、

これといって特別な所には見えませんでした。

 

 

中に入ってみてもこれといった印象は受けず、

ただなんとなく小綺麗で静かな病院という感じでした。

もう少しカジュアルなマッサージ屋さんが良かったかな〜という気持ちも正直ありましたが

こういうチャンスを逃すと一生腰痛は治らないと思うので覚悟を決めます。

 

自分の他には施術中と思われる患者さんの靴しか無かったので少し安心しました。

初めて行く所に自分以外の人が沢山いると緊張しません?

なんか自分以外は常連でみんな結託して新入りをいじめようとしてるんじゃないかって……

 

ちなみに後から聞いた話では、

院長は静かな場所が好きなので人数を調整して

一度に3人までしか待合室に入れないようにしているそうです。

確かに音楽も薄くかかってるくらいで物音ひとつしない静かな空間でした……

 

受付のお姉さんも必要最低限の要件を口にする以外は

全く音を立てないし、静かすぎてむしろ不気味なくらいでした。

ここの人はみんな音の潔癖症なのかな…?

などと考えていると、施術室から前の患者さんが出てきました。

 

ご年配の男性でしたがなんだか血色がよく、

満足そうに爪楊枝をくゆらせていました。

 

……え!?爪楊枝を!??

 

やっぱりご飯が出てくるんでしょうか…

でもこの整体院のどこに厨房があるというのでしょうか。

それに料理をしている音なんて一切聞こえなかったのも謎です。

 

そして入れ違いに僕の番となりました。

ドキドキしながら入ると、施術室には男の人が一人だけ座っていました。

渋い緑色の作務衣に身を包み、マスクの下から特徴的な口ひげがもみあげ付近から丸く刈られた頭髪に繋がって、

静かながら独特のフォルムを形成しています。年齢は3,40代くらいでしょうか?

僕を寝台に促すと彼は、

 

「院長のマリーです。」

 

と名前だけ言って、僕の症状も聞かずに施術を始めようとしてきました。

しかし僕はとても内向的な性格なので抗う事もせずなるがままに任せました。

 

何か料理を振る舞ってくれるのかと身構えましたが

最初は普通のマッサージから始まりました。

普通に気持ちよかったのですが5分ほどすると様子が変わりました。

よだれが止まらないのです。

 

なんで?という気持ちと止めなきゃ!のいう気持ちが

せめぎ合っていましたが次の瞬間、さらに驚くべき事が起きました。

美味しいのです。

 

何を言っているか分からないと思いますが、僕も何をされたか全く分かりませんでした。

しかし、何も口に入れていないのに「美味しい」という感覚を感じるのです。

脳に直接……!という漫画のような状況が本当に起きているのです。

 

既によだれは止まって、食事中のような満足感が身体中に広がっていきます。

しかしここで未知の感覚に振り回されて終わる僕ではありません。

どんな荒波も乗りこなしてこそです。

僕はどこからともなく押し寄せる味の波に感覚を澄ませました。

 

これは何味とも言い難い、出汁のような深みがあり

煮込み料理のようなコクのある「旨み」そのもののようです。

 

しかし僕はこの不思議な施術の穴を見つけました。

 

飽きるのです。今は美味しい旨みを感じますが、

これがずっと続くと飽きが来る!

少々面白い体験をさせてくれましたが、お腹が膨れたりするわけでもなし、

これなら普通の整体をしてくれた方がありがたいぞ!

帰りはもっと安く牛丼食べて帰るぞ!

 

…と思っていると、味の感覚が変わってきました。

酸味です!

突然ほのかな酸味が香ってきました。まさかこの整体では

自由自在に味をコントロールして味わわせてくるということでしょうか!?

実際、やられているのは普通のマッサージとそう変わらないようですが……

 

 

その後も僕を飽きさせることなく味の大海に引き摺り込んでくれた院長、

いや料理長〈シェフ〉と呼ぶべきでしょうか。

和食に包まれ、フレンチに撫でられ、

中華とハイタッチし、バイキング会場をハシゴしながら駆け回るような

魅惑の味体験をさせて貰いました。

 

時間も忘れて夢から醒めるように施術室を出た僕は爪楊枝をくわえてお腹をさすっていました。

筆舌に尽くし難いとはこのことで、僕にここでの体験を文字にする力はありません。

シェフが取材とかは控えてほしいとおっしゃったので、

なんとか頼み込んで今回の体験レポを書かせて頂きました。

 

 

皆さんも「味の整体師マリー」さんの施術、

ぜひ一度受けてみてはいかがでしょうか。

 

(※ちなみにマリーさんは大きな仕事が控えているそうで、

今後は一番弟子の方が二代目として仕事を引き継ぐそうです。

その方も既に師匠に遜色ない腕だそうなのでご安心を)

 

 

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

 

 

 

【レシピ】北アメリカ大陸のパスタ

 

こんばんは、TIGTです。

 

 

他のお料理ブログをやられている方の記事を拝見すると、

一つのジャンルに縛られず世界中の様々な文化を取り入れた

グローバルな創作料理が多数見受けられました。

 

 

そこで当ブログでも国際色豊かにいこう!ということで、

今回は北アメリカ大陸の料理を作ろうと思います。

 

f:id:TIGT:20210307211545j:image近所のスーパーで買った北アメリカ大陸です。

 

切り抜きの甘さやキューバが欠けているところなど、

あまり質の良い食材とは言えませんね。

何故か食欲とは対極にありそうなカタカナも書かれています。

やはり外国料理は本場の食材に限りますが今日のところはこれでやりましょう。

 

ということで早速調理していこうと思います。

 

 

〈材料〉

・パスタ…125g

北アメリカ大陸…1枚

・ケァゾの瞬き…少々

点字ブロック…適量

 

 

〈作り方〉

①パスタを茹でます。

北アメリカ大陸を食べやすい大きさに砕いておきます。

点字ブロックとケァゾの瞬きを加熱し、ソースを作ります。

④パスタが茹で上がったら材料を全て混ぜ、焼き色がつくまで炒めます。

⑤なんやかんやで完成です。

 

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一見合わないように感じますが、ケァゾの瞬きが全体のバランスを調整してくれてます。

だいたいの料理はこれでなんとかなるのでケァゾの瞬き農家の方には感謝です。

 

3記事目にして既に調理が雑になっているので打ち切りの心配をされている読者の方もいらっしゃるのではと思いますが、

ご安心ください。自分のペースでやればなんとか、まぁなんとか…

 

ちなみに僕は飽き性です。

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

 

とんかつ屋さんに行った話

 

 

こんにちは、TIGTです。

 

本日、とんかつ屋さんで昼食を頂きました。

 

 

伝統のある建物らしく、全体的に落ち着いた上品な雰囲気のお店でした。

 

入店すると小気味よい鈴の音と共に何人かの店主が出迎えてくれ、

そのまま大きな円形のテーブルまでエスコートしてもらいました。

 

席には木の間仕切りがされており、テーブルは分厚い海洋プレートでできた重厚感のあるものでした。

 

僕が席につくと大陸プレートの椅子が机の下に沈み込んで大きく揺れました。

 

円卓の奥には白髪のマダムと思しき方がお食事をされているのが見えましたが、

ちょうど間仕切りによって顔までは見えないようになっていました。

計算された粋な仕組みです。

 

マダムは机の揺れにも動じず食事を楽しまれているようでしたが、机の下を見ると全く同じ姿のマダムがもう1人、小さくなって震えておりました。

避難をマダム2に任せていらしたようです。

 

そうこうしているうちに霧でできたメニューを渡され、読み終わるよりも早く消え去ってしまいました。そして霧が晴れるとそこにロースカツ丼とお味噌汁が置かれておりました。

 

26人の店主が口を揃えて

「本日、私どもの気まぐれで量を多くさせて頂いております。また大変お熱くなっておりますのでお気を付けてお召し上がりください」

と言って奥へと消えていきました。

 

 

手を合わせると僕はさっそく丼に箸を入れ、たくさんのご飯と一切れのカツを頬張りました。

 

するとどうでしょう。驚くべきことに、カツが熱いのです。不測の事態に僕は気が動転して悶絶しました。

しかし静かな店内、同じテーブルにはお食事中のマダムがいらっしゃるので声を上げるわけにはいきません。お店の人が心配もするでしょう。

 

僕は必死に声を抑えました。しかしその間も咀嚼は止まらず、熱々のご飯をかき込む箸も進み続けます。僕は堪らず「ォ、、」と小さく呻いてしまいました。

 

 

やっとのことで一口飲み込んだ後、僕の頭は急に冷静になりました。

 

しまった……完全にやってしまった……マダムの気に障っていないか不安になった僕はその場で

「ご不快でしたよね、すみません」とマダムに謝罪しました。

すると、

 

「カツを食らうに作法も無かろう。ただ屠(ほふ)るのみ」

 

とドスの効いた野太い声で味噌汁が言いました。

 

僕はギョッとして、そのまま味噌汁を飲み干してしまいました。

赤味噌の深みある味わいが非常においしかったです。

 

 

そんなこんなでカツ丼のほとんどを食べ尽くし、あとはカツ一切れといくらかのご飯となったあたりで僕は気付きました。

 

量が多いのです。

 

僕は年齢の割に少食な方なのでこの量を味噌汁無しでたいらげるのは骨が折れると思いました。しかしこの店内の雰囲気、飛び込みで入った僕が残すことを許してくれるとは思いません。

 

現に壁には「残すれば 陀仏になるが 人の咎」と大きく彫ってありました。

 

これは腹を括るしかないと思った僕は、腹を括りました。

すると、括った分のお腹が空いたので残りのカツ丼を余裕で食べることができました。

うれしかったです。

 

 

お会計の際に伝票を普通に席に忘れてしまいましたが、なんとかランチを終えることができました。

あとマダムはよく見たらおじさんでした。

 

 

 

なんとなく写真を載せると名誉的な問題がありそうなので今回はありません。

 

 

f:id:TIGT:20210304121639j:image代わりにボーちゃんみたいなこけしを置いておきます。

 

 

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

【レシピ】Switchとジョブーブのしょうゆ炒め

 

こんばんは、TIGTです。

 

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本日、我が家にNintendo Switch lightが届きました。

色は悩んだ末のイエローです。これからスマブラやらモンハンやらポケモンやらで遊べると思うとワクワクが止まりません。

 

ということで早速調理していこうと思います。

 

 

〈材料〉

Nintendo Switch light…1台 ※Switchの場合はJoy-Conの左右で味などが違うので注意

タウンワーク…一冊(表紙のみ使用)

・しょうゆ…適量

 

 

〈作り方〉

①まず、Switch lightは箱から出す前に軽く振って中身が入っているか確認します。

中身が詰まってることを確認したら、塩水に箱ごと浸して15分ほど待ちます。

 

タウンワークの表紙にいる白いブタ(ジョブーブ)を取り出して食べやすい大きさにします。

 

③Switchの箱から本体説明書が出てきたら水気を拭き取り、フライパンで強火で焼きます。

 

④2分ほど加熱したらSwitch lightの上にジョブーブ肉を乗せてしょうゆを加え中火で炒めます。

 

⑤こんがり焼き色がついたら完成です。

 

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ジョブーブを使用したのは本体の黄色と相性がいいからという理由です。

 

Switchだけだと不足しがちな動物性たんぱく質もカバーしてくれました。

 

同様の理由から、クロネコヤマト、LOFTのロゴ、バットマンのマークなども合うと思います。

 

明日から色んなゲームで遊べると思っていたのですが、食べてしまいました。

残念です。

 

食べたらちゃんと歯を磨いて寝ましょう。

それではおやすみなさい。